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帰国子女だからこその英語力

子供が帰国子女なのだから身につけた英語を喋って欲しいと思いますか?

子供がせっかく苦労して身に着けたものを忘れないでほしい。自然に身についたものを残してあげたい。

国際化の競争が激しい世の中で少しでも子供に楽をさせてあげたい。子供が大人になったときの選択肢を一つでも多く持たせてあげたい。

日本の学校に行くだけでは何も残せません。日本に英語を喋れる人が少ないのは島国だからではありません。学校教育では圧倒的に英語の学習時間が足りないのです。

筆者の自己紹介

はじめまして、Dパパです。私自身帰国子女で5歳から7歳までの3年間の一時期をアメリカで過ごしました。現地の学校で現地の友達と仲良く遊んでいたこともあり、英語が普通の人よりはしゃべれます。英語ができてよかったと思う機会は学生時代よりも社会人になってからのほうが増えたと感じます。

そして社会人になってから思うのは読み書きはもちろんですがリスニングとスピーキングが大事ということでした。皆さん英語学習と聞いて何を想像しますか?日本の会社ではTOEICの点数が求められることが多いですが、それ以上にコミュニケーションが取れることが求められます。TOEICの点数は必ずしもコミュニケーション力とは比例しません。どうしても「英語」というとテストや座学をイメージしてしまいがちですが、コミュニケーションツールの一つであるということを意識してください。

英語ができるというだけで、友達が増える、就職に有利、受験勉強にも有利。逆に不利になることはない。いい事ずくめです。

1.人間は忘れる

人間は忘れる生き物であるということを広く知られています。使わなければ必ず忘れます。

例えばあなたは学生のときに習った三角関数の公式を覚えているでしょうか??

歴史上で起こったイベントの年号を覚えているでしょうか。

印象に残っていること、有名なことは覚えてるかもしれませんし、いわゆる世間で天才と言われる一度聞いたことを忘れないようなごく一部の人は覚えていらっしゃるかもしれません。

しかしながら私は平凡な人間ですので、普段使わないことはとうの昔に忘れてしまいました。最近頭の中を埋め尽くしているのは仕事のことばかり。

私の知人にこんな人がいます。

彼は幼い頃スペインに5年ほど住んでいました。幼いころというのは赤ちゃんではなく、それなりに言葉をしゃべる年齢になってからです。5年もいたので先輩は当時スペイン語がペラペラだったそうです。そんな先輩とスペイン語圏の国で一緒に仕事をしました。

私は英語と日本語しかしゃべれないのですが、スペイン語圏の国ではスペイン語の勢いが強すぎて、英語で話しかけても相手にされませんでした。そこで

「先輩、スペイン語でこの人と話してください」とお願いしたところ、

「スペイン語?そんなの使わなくなってとっくに忘れたよ、グラシアスって言っとけばとりあえずなんとかなるって」

いやいや、あんたグラシアスはありがとうやで、

なんでレジに商品もってありがとうって言ってるんや、、、

ていうか忘れたってもったいない

先輩は当時30手前でしたので20年近くの時が経つにつれて忘れてしまったそうです。

せっかく素晴らしい環境で育っていても人間は使わなければ忘れてしまうのです。

2.そもそも言語はしゃべれると何が有利になるか

日本語以外の言語を喋れることは有利なのでしょうか。

答えはYesだと私は思います。

特に英語という言語は様々な場面で求められています。

受験、就活、日常生活どんな場面であってもできるに越したことはないです。

受験において5教科必要であっても英語が得意、あるいはできるというだけで他の教科にかける時間を増やすことができます。

就活においても受ける企業によりますが有利に働くことは多いでしょう。

また英語が喋れるということだけで、同じ職種の人同士であってもよりも有利に転職できるなどということはざらにあります。

3.子供の言語力を残すためには

せっかくお子さんが苦労して現地で身につけた言語、生かしてほしいと思うのが親心ではないでしょうか。

すぐには役立たないかもしれないが、いつか役に立つかもしれない。せっかく身につけたので忘れてほしくない。

少しでも子供のためになるなら。

今一人の息子を持つ親としてこれは非常によく分かる気持ちです。

お子さんの言語を忘れさせないためには、とにかくその言語を使う場を準備するしかないです。学校の授業では全く足りません。日本の公立の授業はマイナスかもしれません。

発音よく喋ると周囲の友達から茶化されたり物珍しそうに見られたりします。

インターナショナルスクールなどであれば学校の授業で十分かもしれませんが、全員がそのような学校にいけるとも限りません。

しかしながら使用しなければどんどん衰退していってしまうので、最低1週間に1時間でもいいので英語のみの環境を与えてあげましょう。ベストは日本語の喋れない英語の先生などの授業です。最近は外国の方も増えているのでネットなどでかんたんに見つけることができます。

お子さんのせっかく手に入れた言語能力。なんとか残してあげてください。

4.子供のケアを欠かさないで

ここからは私の実体験に基づくアドバイスになります。

私の親はきっと英語と触れ合う機会を残してくれようとしていたのだと思います。そのため英語の家庭教師をつけてくれたり、集団レッスンに通わせてくれたりしました。高い授業料を払ってくれていてすごく感謝しているのですが、今思い返すと当時は私のことを無視したものだったと感じています。

小学校の際に受けていた個人レッスンではとてもいい先生にめぐりあえて毎週土曜日の夕方に家庭教師のマンツーマン授業を受けていました。

問題は中学生からで引っ越ししてから個人レッスンの先生と離れてしまいました。

なんとか英語教育を続けようと親が手配してくれたのですが、いい先生が見つからず一旦集団レッスンを受けてみることにしました。私の性格はどちらかというと社交的ですがそれでも集団レッスンは合いませんでした。

当時、英会話教室がブームになっており、駅前留学などとCMが出ていました。私は大手英会話教室に毎週木曜日の20時から通っていました。時間帯的にも社会人に混じって当時中学生のわたしは授業を受けていたわけですが、まず大人向けに作られた教材ではつまらないなと感じました。

見ず知らずの片言でしかしゃべれないおじさんおばさんと

「あなたの好きなカクテルはなに?」といった例文を広げていく授業がありました。未成年でカクテルの種類なんて知らないし、みんなの真似をしてスクリュードライバーと回答してました。笑

私のなかではスクリュードライバーは工具のことではないのかと思って親に質問したほどでした。

つまらないなと思い続けている教室に通い続けれるわけもなく、次第にクラスをサボったりするようになりました。

大手の英会話教室では社会人にフォーカスしていることが多いので、小中高校生くらいの場合は親のケアが必ず必要です。

ちなみにサボっても語学学校からの問い合わせなどは一切ないのでなかなか親は気づけません。

親の自己満足にならないように気をつけましょう。

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